スターバックス全米でワイヤレス充電器を導入。Qiの行く末は？！

こんにちは、仕入れ担当の樺島です。

 

先日こんなニュースが出ていました。

◆スターバックス、全米ストアでワイヤレス充電器を導入へ



画像元、リンク先 GIZMODO

 

ｷﾀ━━ヽ(ﾟωﾟ)ﾉ━━!! ついにスターバックスがやってくれましたね～。ここからワイヤレス充電が怒涛のように全米に広がり、飛び火して日本にもその波を持ってきてくれることを祈っています。

 

さて、弊社で多く取り扱っているワイヤレス充電製品の規格は【Qi（チー）】と呼ばれるものです。今回スタバさんがチョイスされたのは【Powermat】というワイヤレス充電システム。互換性はあるの？ないの？

 

ズバリありませんっ(｀・ω・´)ｷﾘｯ 

 

今日はその違いに少し触れてみたいと思います。(◎し◎ゞ)ｸｲｯ！ 

 

まず、ワイヤレス充電には大きく分けて3つの勢力（団体）が存在します。

①Qi規格を推進するWPC

②Powermat規格を推進するPMA

③Rezence規格を推進するA4WP
これら3つの規格の違いは、、

①Qi規格：電磁誘導方式
受電側、給電側にコイルを設けます。コイルを近づけると給電側に磁場が発生します。すると受電側に誘導電流が発生し、電気が送り込まれるという方式です。

②Powermat規格：電磁誘導方式
Qiと同様の方式ですが、互換性はありません。お、大人の事情ってやつでしょうか。。

③Rezence規格：磁界共鳴方式
給電側に発生させた電磁界に受電側を共鳴させることで電力を送り込む方式です。

 

うーん。。。書いてても良く分かりませんw
簡単に言いますと、電磁誘導方式がコイル同士が近い場所で接することで給電します。磁界共鳴方式はコイル同士がある程度離れていても給電できます。
磁界共鳴方式は便利に思えるのですが、まだ実際の製品としては出回っていないようです。つまり、今のところ①のQi規格と②のPowermat規格のガチンコ対決という構図になっております。

 

②PMAは先ほどのスタバさんのようにアメリカで現地企業を巻き込みぐいぐい勢力を拡大しているようです。①のWPCは世界中の大手企業が参画しており、世界中でのインフラ整備が期待されます。しかしここにきて、②PMAと③A4WPが規格標準化に向けて手を組んだとか。Qiピンチかっ！？

 

◆PMAとA4WPが協力へ – 非接触充電の規格標準化で

 

しかし、このあたり実は正直勢力図はかなり入り乱れているんです。なぜなら①に登録していて②にも登録している企業や３つの団体全部に登録しているところもあるからです。

 

ユーザーのことを考えると企画は統一して欲しいものですが、競争がインフラ整備のスピードを上げるという考え方もできますし、一概には言えないところでしょうか。最終的にどの規格でも相互利用できるとありがたいですよね。Suicaがnimocaなどと相互利用になったように！

いずれにしろ非常に便利なワイヤレス充電ですが、インフラが整うのはまだ少し先のようです。

 

◆SPECdirectワイヤレス充電カテゴリへ

 

長くなりましたが、最後にPMAつながりでに私の大好きなスカパンクバンド【kemuri】の代表曲をご紹介して終わりにしたいと思います～！【PMA】(positive mental atitude)


それでは今日はこの辺で。